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2018.12.30
こんにちは、柴田泰孝です。
ブログのサブタイトルにもなっている「万年筆」は僕の趣味の一つなんですが、その万年筆と同じくらい鉛筆も好きなんです。筆記具としては万年筆の次に好きかもしれません。
鉛筆の魅力はまず安価であること。何人もの諭吉さんが必要な万年筆と違って、鉛筆は一般的にハイグレードと呼ばれるものでも野口さん一人で十分楽しめる。(もちろん例外もあるけれど…)また、紙の上を走る時のあのシャリシャリという音が僕には心地良く、書き味、用途別にブランドや芯の硬さを変えて楽しめる。まさにアナログの極みです♪
色々使ってみて、最近のお気に入りはこの4本に絞られてます。
上からファーバーカステルCASTELL9000、ステッドラーMars Lumograph、国産のトンボMONO100と三菱Hi-Uni。
ファーバーカステルは1761年創業の老舗中の老舗。こちらのCASTELL9000は1905年に発売以来100年にわたり世界中から支持されています。今日一般的な六角軸の鉛筆はこのブランドが考案したと言われています。他社と比較して硬めで、ドイツブランドらしく堅牢な作りです。
ステッドラーは1835年創業のこちらも老舗ブランド。ドイツのニュルンベルクの大工職人組合が四角い棒状の黒煙を木の軸で覆ったのが原型と言われています。このMars Lumographは、青軸が個性的でデザイナーや設計士にファンが多いことでも有名。軽量でソフトなタッチと色合いです。
国産の2本は子供の頃から馴染みのある鉛筆ですが、こうして世界各国の鉛筆を使ってみて、握りやすさ、芯や木の材質、耐久性等、全ての面において世界トップレベルのクオリティだと改めて実感しました。
黒軸が特徴のMONO100は、芯が柔らかいのに折れにくく、紙の付着も良く、完成度が高いです。木の材質もしっとりしていて削りやすいです。
Hi-Uniは総合的に優れた鉛筆で、MONO100と比べて長文筆記に向いている気がします。
MADE IN JAPANの技術力の高さをこの鉛筆でも十分に感じられる、、、日本人で良かった!と思える瞬間です。
ちなみに硬度はHB~2Bの範囲で使っています。楽譜に書き込む時は例外として6B~10Bを使います。ササッと軽いタッチでも濃く太く書けるからです。
もし手元に鉛筆があったら、ちょっと気にしてみてください(笑)たかが鉛筆、されど鉛筆、、、非常に奥が深いですし、ちょっとした感動があるかもしれません???