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2018.11.07

ヨーロッパの忠犬ハチ公♪

こんにちは、柴田泰孝です。

YasutaCanta~万年筆と甘い生活~

ブログのサブタイトルにもなっている万年筆。

万年筆には歴史上の人物やキャラクターなどテーマにした万年筆が数多く存在します。

今日はその中からイタリア・フィレンツェの筆記具ブランド「STIPULA・スティピュラ」よりアルゴ(ARGO)。世界限定88本のリミテッドエディションです。

アルゴはトロイの木馬で有名なオデュッセイアの愛犬で、そのストーリーはいわばギリシャの忠犬ハチ公。

万年筆の軸素材はイタリアンセルロイド、特にスティピュラのセルロイドはしっかりと熟成されていて深みのある色味が特徴です。

 

装飾はフィレンツェの伝統技術を踏襲した職人さんが1本1本手作業で魂を吹き込んでいます。

クリップはアルゴ。頭だけじゃなくて足もありますね…

アルゴの表情、毛並みのニュアンスが精巧で迫力があります。

 

キャップリングはアルゴの首輪をイメージしたもの。

こちらも年季の入った首輪の質感、細かいニュアンスが見事に表現されてます。

丁寧にArgo(アルゴ)と書いてますね…(笑)

ちなみに、このセルロイドの波打っている模様ですが、パッと見では黒に見えますが、実は微妙に紺色を含んでいます。この絶妙な色合いがスティピュラのセルロイドの魅力です。

ペン先は18金のバイカラー。タッチはちょうどよい硬さで、潤沢なインクフローです。

 

アルゴって、目が体中にいっぱい付いてる怪物の名前に由来しているそうです。

アルゴは目が良く、また小さなハエの気配すら察知する鋭い神経を持っていたことから、オデュッセイアがそう名付けたそうです。

イタリア滞在中、ディクション(舞台発声法・発音法)のテストの題材が抒情詩オデュッセイアでした。

15分くらい掛かる長編の台詞をモノローグ(一人芝居)さながらによどみなくやらなければいけなくて…(汗)

頭から湯気が出るほど苦闘した時間は僕にとってかけがえのない財産です。このアルゴを使うと当時の記憶が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。

 

恥ずかしながら、私のサインと2ndアルバムタイトル「Ricordi d’amore / 愛の記憶」…(笑)

今朝はCDを聴きながら、このアルゴと少し触れ合ってみました….

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