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2023.02.11
こんにちは、柴田泰孝です。
2023年の目標の1つ、レパートリーを増やすこと。
今日は「NEWレパートリー2023 No.8」ということで、年内コンサートで歌う予定の楽曲を紹介していきたいと思います。
この曲は1966年ドメニコ・モドゥーニョ(Domenico Modugno)と、ジリオラ・チンクエッティ(Gigliola Cinquetti)がそれぞれ歌い、2位と圧倒的大差をつけて優勝したカンツォーネの名曲中の名曲。
イタリア本国はもちろん、日本でも沢山の歌手にカバーされていますね。
シンプルな構成ながらも静と動が渦巻くドラマティックな楽曲は、荘厳さも兼ね備えた大曲。
よく誤解されるのですが、この曲はDio/神様に向けて歌っているわけではありません。
Dioは感嘆表現の1つです。英語も感嘆フレーズとしてGodが使われますよね?それと同じイメージです。
つまり、、、最愛の人に対して歌っている歌です。
海に向かって流れる川を止めることが出来ないように、この愛は誰も止められないし、(自然の摂理、本能で)太陽に向かって飛ぶツバメを止める事は出来ないように、誰もこの愛を変える事は出来ない、、、と、永遠の愛が表現されてます。
歌い手によって色彩豊かに変化する不思議な曲で、長い間、どのように自分の歌に落とし込もうか悩んでしました。
✴︎余談ですが、ルーチョ・ダッラの名曲「カルーソ:CARUSO」も個人的にかなり考えさせられた曲です。
楽曲と向き合っていく中で、歌詞に「太陽に向かいはばたくつばめ達、、、誰がこの愛を止める事が出来るというのだ、、、あなたへの愛を、、、」というフレーズがあるのですが、この曲の固定概念に振り回される事なく自分を表現していく事の尊さをこのフレーズから切実に感じ、そこから自分にフィットする編曲とヴォーカルワークが一気にまとまりました。
「愛は限りなく」柴田ヴァージョン、是非ライブで直にお楽しみ頂きたいです。
乞うご期待!