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映画「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」柴田泰孝トーク＆ライヴを開催致しました。

アンドレア・ボチェッリは盲目のテノール歌手としてグローバルに活躍するアーティスト。

彼の自伝「la musica del silenzio 静寂の音楽」をベースにした作品で、本国イタリアではこのタイトルがそのまま使われています。

当日、私も一緒に鑑賞しましたが、予想以上に良い作品でした。

ネタバレになってしまいますので詳しくは話せませんが、劇中に映る街並みや景色など、何気ないところで「懐かしいなぁ、、、」「僕も同じようなことがあったなぁ」と重なるところが沢山ありました。

ワールドワイドな映画ですのでオリジナル言語は英語でしたが、僕はイタリア語で制作して欲しかったというのが本音です。

イタリア人のニュアンスを英語にするのは少し違和感がありました、、、が、全体的にテンポも良く、ヒューマンドラマとしても音楽映画としても成立する内容に仕上がっていると思います。

個人的には序盤から中盤にかけての幼少期のところが好きですね。理由は、、、ネタバレになるのですいません（汗）気になる方は映画館へGO！！

上映後、トーク＆ライヴを開催。映画の内容を軸に、私のボチェッリに対する想いなどを自分自身のイタリアでの生活・経験と照らし合わせながらお話させて頂きました。

彼はいわゆるジャンルレスで歌うアーティストの先駆け的存在。特にクラシックやロック・ポップをクロスオーバーさせたという意味での功績は非常に大きいのではないでしょうか。

最後にちょっとした余談ですが….

実はイタリア滞在中にトスカーナ地方に演奏旅行した際に、彼の実家(現在は弟さん)が経営しているワイナリー「カンティーナ・ボチェッリ」に行ったことがあります。日本にも輸出しているそうですので近所のワイン屋さんに並んでいるかもしれませんよ。

ボチェッリ家は大地主で広大な敷地を有し、その敷地内にボチェッリが定期的に野外コンサートをする「il teatro del silenzio」という野外劇場があります。普段は何もなくて誰でも入れるようなところでしたので、そこで勝手にアリアを歌ったのもまた思い出です（笑)